「子どもにいい」と聞けば、やっていた頃
今振り返ると、初めての子育ては、一生懸命すぎてかなり頭でっかちでした。
近くに親族がいない、友人もいない場所で頼れるのは知識だった気がします。
胎教に何がいいのか調べ、モーツァルトがいいと聞きCDを買って聴いてみたり…。
(ちなみに子どもは、クラシックにもピアノにも、興味を持ちませんでした。笑)
絵本も、お腹にいる頃から読んでいました。
生まれてからは毎晩の寝かしつけに。
気づけば、下の子はお腹の中にいる頃から、読み聞かせを聞いていたことになります。
(上の子は本を読むのは好き。でも、下の子は、動物や怪獣の強さや能力など、興味のあること以外は本を開きません。)

寝かしつけのはずが、部屋がプラネタリウムになった夜
たくさんの絵本の中から、「今日はどれにする?」と選ぶ時間は、「何を選んでくるんだろう」という楽しみがありました。
あるときは、星形の穴が空いた、しかけ絵本の1枚のページに、懐中電灯を当ててみました。天井に星形の光が浮かんで、部屋がプラネタリウムに。
子ども達は大喜びで、寝かしつけだったはずなのに、大騒ぎして、星をつかまえようとジャンプしたり、逆に目が冴えてしまいましたが、懐かしく楽しい思い出です。
“早く寝かせないと体に良くない”という正しさの知識より、その当時にしか得られなかったであろう大切な時間だったと思います。

わたしの「楽しい」も、一緒にあっていい
今、思い返すと「子どものためにいいかな」という思いとともに、自分自身が「楽しい/ワクワクする」という気持ちが大事だと感じます。
自分が興味が薄いクラシック音楽CDは続かなかった。
でも、自分も楽しいと思える絵本を読む時間は、毎日10年以上続いたのです。
誰かを大切にしたくて一生懸命なときほど、自分はどう感じているか、聞くのを忘れてしまうことがある。
私は何にわくわくするんだろう。
どんなことを深く知りたくなるんだろう。
それを知っていたら、当時の子どもとの関わりも、もっと違ったかも知れない。

自分の感覚に目を向ける時間
感性実験ラボでは、アートや対話を通して、自分が何を感じ、どんなことに心を動かすのかを探っていきます。
うまく言葉にできないことも、表してみたり、誰かと話してみたりする中で、自分を知る手がかりになるかもしれません。
最近、あなた自身がわくわくしたのは、どんなときでしたか?
